手術時間となり
ベッドで泣くわけでも笑うわけでもない
きょとんした表情の娘を看護師さん達が
手術室に連れて行きます、
先生曰く、とても簡単な手術らしいです。
その言葉が精神的にホッとしたのか
モヤっとしたのかなんとも言えない感情に
なったのを覚えています。。。
そして
予告時間通りに手術が終わり、、、
先生も全然疲れてない感じで、
無事終わりました!と、、、
先生すごいな(^_^;)
医者ってほんとに命を救う尊い仕事
感謝します
ICUに居るので行ってあげて下さいと言われ
また会える嬉しさで、テンションは高めです
ICUに入ると真ん中の方に寝てる桃花がいました
体に布が掛けられてあり、
顔だけ出てる状態です、
看護師さんが布をとってくれると、
痛々しい姿でした、、、
首に注射器が刺さったまま、胸にはまだ赤色の
手術痕、、、
両手両足は縛られて動けないように、、、
足元には7つの薬注入する注射器、、、
手を握ってあげようと
手の甲を見たら無数の注射器の後、、、
赤ちゃんだから血管が探せなくて
10箇所以上刺した後があり、
麻酔が効くまで何度痛い思いをしたのか
想像すると泣けてきます。。。
でも先生、看護師さん達が頑張って助けてくれた
のだから誰も責めれません。。
日が経つごとに足元の注射器の数が減っていき
首の注射器も抜いてくれて、
ベッドの場所も奥の方に移動され
すっきりしたベッドになるにつれて
回復を実感できました。
桃花も意識が戻って、朦朧としながらも
自分と嫁を見つけるや、
涙を滲ませて、何か伝えようとしていました。
手足も動かせない事も気づいて、
もがいていました、
今親にできる事は話しかけて
頭を撫でて手を握ってあげることだけでした。
その後普通病棟に移動し、
順調に回復して家に戻ることになります。
この手術にあたって、
自分は大手サロンの店長を辞め
毎日娘に付き添える環境にしていました、
給料は半分以下になったけど後悔はしていません
嫁はどう思ったかわかりませんが(^_^;)࿐
野尻 剛史